偶蹄目日記

趣味で翻訳したウルドゥー語・パンジャービー語の詩などを記録を兼ねて公開しています。

Kesari~サフラン色のこのターバンにかけて

ケーサリー~サフラン色のこのターバンにかけて


剣の前にこうべをのべ 身体は炎となる
このケーサリーの色が我々の 頭上に飾られている限り

私の大地よそなたのため
悔いなくあまたの痛みに耐えよう
そなたが永久に守られてあるなら
私の生命はどうなってもいい

私の大地この大切なものへの
愛が体中に脈打とう
その色があせることはないと
身体からあふれる血潮がそう言っている

その土に還ろう 花となって咲こう
それが私の 心からなる願い
その川の流れになろう 畑で波打つ麦になろう
それが私の 心からの願い

畑にからし菜よ 刈られて束と積まれてあれ
私はもうそこで バングラーを踊ることはない
村よ栄えてあれ
私はもうそこに 帰ることはない

ああ私の故郷 私のふるさと
この愛はほかに比べるべくもない
そなたのために命を捧げることができた
私はなんと幸せ者であろうか

その土に還ろう 花となって咲こう
それが私の 心からなる願い
その川の流れになろう 畑で波打つ麦になろう
それが私の 心からの願い

私の宝よ いつも笑っていておくれ
瞳に涙のかけらも浮かべないように
その美しい顔の輝きをくもらせないために
私は死んでいくのだから

母よ 嘆くことは何もない
滝のような海のような 涙を流すのはやめて
いつも言っていたでしょう 私はあなたの月だと
そして月は 変わることなくいつも ここにいるのだから

その土に還ろう 花となって咲こう
それが私の 心からなる願い
その川の流れになろう 畑で波打つ麦になろう
それが私の 心からの願い